大停電の夜に ~ ナイト・オン・クリスマス ~

2005年11月19日映画

DVD 角川エンタテインメント 2005/11/11 ￥2，000 クリスマス・イブの東京で大規模な停電が発生。その停電が、不倫中の男（田口トモロヲ）や、昔別れた恋人を待つジャズ・バーのマスター（豊川悦司）、老いた夫婦（宇津井健と淡島千景）ら、様々な人々の人生に思いがけない展開をもたらしていく……。一応、触れ込みはラブ・ストーリーだけれど、単なる男女の恋愛だけではない。

初日にハリキって観に行ってきました〜！

いや〜、陳腐なコメントかも知れないけれど、なんか大人の映画だなぁと思いました。

すごいアクションがある訳でも、天地がひっくりかえる程の大事件がある訳でもないけれど、人々が日常の中で人それぞれが何かしら抱えている問題に直面していく。

そんな中突然見舞われた、大停電。

それは、今まで自分の「普通な」生活を送ってきた人々が、「普通ではない」状況になり、今まで流れ続けていた時間が流れるのをやめ、それまでに起きた”それぞれの出来事”を考える為の時間になったように思えた。

ストーリーの中で、それぞれ何らかのひっかかる事を抱えている登場人物達が、お互いに悩みを打ち明ける時に「こんな夜だから(話しても)いいかな」って言う台詞があるのですが、とても好きです。

普段は、とても赤の他人なんかに自分の悩みを簡単にさらけだせないだろうけれど、大停電になって何となく人間同士が引き寄せあって、本音をさらけだしあえる気持ちになって・・。

観終わって、いや〜、人間ってイイねェ〜！と思いました！！(なんじゃそら)

いや、でも本当に、なんか誰かと延々と語りあいたくなりました。(^∀^*)

11/13にレビューした「ホールドアップダウン」みたいな笑える映画も好きですが、こういうしっとり観れる映画もやはり良いなぁ。

観てよかったなぁと思います。(^^*)